子宝願って「ドウドイ」 名護市久志

丸太の木馬で練り歩く

丸太でつくった木馬に鈴木正太郎さんを乗せて子宝、安産を願う久志区民ら=名護市久志区公民館前

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2010年1月5日 09時37分この記事をつぶやくこのエントリーを含むはてなブックマークLivedoorクリップに投稿deliciousに投稿Yahoo!ブックマークに登録

 【名護】子宝に恵まれるようにと丸太で作った十字形の木馬に区民を乗せて集落を練り歩き、子宝と安産を願う久志独特の行事「ドウドイ」が3日、集落内で行われた。里帰りして参加した区民ら約80人の掛け声や太鼓の音が響き、日ごろ静かな集落が年に一度の奇祭に沸いた。(具志大八郎)

 ドウドイは、川や古井戸などを巡拝し、水に対する感謝と村民の健康繁盛、豊作を祈願する行事「カーウガミ(川拝み)」の一環として、毎年正月3日に行われている。

 久志にはドウドイの木馬に乗れば子宝に恵まれるという言い伝えがあり、結婚して子どもがいない人や男児の誕生を希望する人が優先されるという。

 3日、カーウガミを済ませた後、参加者は3人が担ぐ木馬を先頭に「ドウドイ、ドウドイ」の掛け声をあげながら、久志乃若按司の墓から公民館までの数百メートルを行進した。

 今回木馬に騎乗したのは結婚1年未満の鈴木正太郎さん(31)。鈴木さんは「ジーパンが破れるほど揺さぶられると聞いていたが、なんとか乗りこなせた。みんなの注目を浴びたのでちょっと恥ずかしかった」と照れ笑い。「妻と2、3年の内には子どもが欲しいと話しているので御利益があることを期待したい」と喜んだ。

 ドウドイの歴史は区誌にも明らかではないが、90歳になる比嘉福政さんによると「物心ついたときから行われている」という。比嘉清隆区長(58)は「こういった独特の行事が若者はじめ区民にふるさとへの誇りを持たせる。これからも続けていきたい」と話した。

 行事の後は、カーウガミで使用された健康を祈願する「ミハナグミ(御花米)」が全世帯に配られ、公民館で新年会が催された。

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