玉寄連発ジュニア新 九州高校重量挙げ

スナッチ96キロ トータル211キロ

男子53キロ級スナッチで、日本ジュニア・日本高校新記録の96キロを挙げる南部工の玉寄公博=八重瀬町具志頭社会体育館(崎浜秀也撮影)

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2010年1月18日 09時45分この記事をつぶやくこのエントリーを含むはてなブックマークLivedoorクリップに投稿deliciousに投稿Yahoo!ブックマークに登録

 重量挙げの第18回全九州高校選抜大会は17日、八重瀬町具志頭社会体育館で行われ、男子53キロ級で玉寄公博(南部工2年)がスナッチ96キロ、トータル211キロでともに日本ジュニア新をマークした。いずれも従来の記録を1キロ上回った。

 記録挑戦会に出場した同62キロ級の糸数陽一(豊見城3年)もジャーク148キロ、トータル263キロでいずれも日本高校記録を更新した。選抜大会62キロ級は神谷勇斗(糸満2年)、69キロ級は野原友樹(同)、77キロ級は久米大輝(南部工2年)、105キロ級は豊里昇太(豊見城2年)、105キロ超級は大城優太(豊見南2年)がそれぞれV。9階級中6階級で県勢が栄冠に輝いた。女子は48キロ級・糸数加奈子(豊見城2年)、53キロ級・浦崎楓怜(那覇西2年)、69キロ級・城間あゆり(那覇2年)、75キロ級・七戸美空(豊見城2年)、75キロ超級・金城絵里香(豊見城1年)と7階級中、5階級を県勢が制した。学校対抗(男子)は糸満が優勝した。

[ヒーロー]
総体期待の星 なお進化

 「きょうは日本高校新記録が出る予定です」。男子53キロ級の玉寄公博(南部工)の試技前に屋良博之監督が語っていた言葉を玉寄が“有言実行”してみせた。

 感情を表に出さない普段通りのひょうひょうとした表情のまま「まあうれしいです」と話すと、少しだけはにかんだ。得意のスナッチは1回目が90キロの大会新、2回目は95キロで日高新、3回目は96キロのジュニア日本新を余裕で差し上げた。

 「3本目は軽く感じた。できれば100キロくらいはいきたかった」と記録ずくめの試技にも満足はしていない。

 ジャークでは最近始めた120キロを背負ったスクワットの成果が出て、115キロの大会新をマークし、トータル211キロのジュニア日本新につなげた。「スクワットは足腰強化のため。記録はまだ伸びる」と自信ものぞかせた。

 今夏の沖縄総体の「期待の星」が、一気に追われる立場の「王者」となった。屋良監督は「スナッチ100、ジャーク120を近いうちに達成してもらう」とハッパを掛ける。

 「最近、調子がいい。沖縄総体ではスナッチ、ジャーク、トータルすべてで日高新を更新したい」と、クールなチャンピオンはひたすら上を目指す。(崎浜秀也)

糸数、感謝の日高新 62キロ級
後輩快挙に発奮

 日本を代表する逸材は1、2年生対象の大会とは別に記録挑戦でプラットホームに立った。男子62キロ級に出場した糸数陽一(豊見城3年)は6度の試技すべてを成功。増量されるバーベルを気合十分に差し上げる度に会場がどよめいた。狙い通り、ジャーク148キロとトータル263キロの日本高校新記録を打ち立てた。

 これまで海外大会で3度、国内でも1度、日高新を達成したが、県内では見せ場を作ることができなかった。「後輩や仲間たち、世話になった人たちに感謝の気持ちを込めて、記録達成の場面を見せたかった」と感無量の様子だった。

 調子はいまひとつだったが、モチベーションは高く維持していた。試技前に一学年下の玉寄公博(南部工)が新記録を連発したことも刺激になった。「後輩があれだけやってくれたからこっちも負けられないと思った。新記録を出してエールを送りたかった」と、申し分ない結果に相好を崩した。

 56キロ級でもスナッチ、ジャーク、トータルのすべてで日本高校記録を持つ、重量挙げの〝申し子〟は、日本大学へ進学予定。次ステージは世界を見据えた高みで記録更新に挑む。

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