「区民の総意は反対」 高江ヘリパッド説明会

騒音・安全性に不安 「約束守らない」指摘も

2010年2月2日 09時39分この記事をつぶやくこのエントリーを含むはてなブックマークLivedoorクリップに投稿deliciousに投稿Yahoo!ブックマークに登録

 【東】米軍北部訓練場の一部返還の条件とされる東村高江へのヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)移設問題で沖縄防衛局は1日、高江公民館で区民対象の説明会を開いた。説明会では「区民の総意は2度の反対決議で示されている」「騒音から住民を守れるのか」と、移設に反対する意見が相次いだ。(1面参照)

 先月29日に防衛省が那覇地裁に反対運動を続ける住民に通行妨害禁止を求め提訴したため、住民側弁護士の会場入りをめぐり防衛局職員と押し問答となり、開始が20分余り遅れた。移設に反対する市民団体の人々は、窓越しに見守った。

 冒頭、沖縄防衛局の真部朗局長が「県民の負担軽減になると確信しているが、なかなか工事が進まなかった。公正な裁判所の結果を求めて一定の理解を得られた。準備が整い次第、近々工事を再開したい」と理解を求めた。

 質疑応答では同区代議員や区民らが次々と質問。民生委員の喜友名サヨさん(69)は「学校地域の飛行を回避するというが、本当に守られるのか。以前宜野湾の基地のそばに住んでいた時、約束が守られず、騒音のたびに子どもたちが夜中に目を覚ました」と不安を訴えた。また、高江洲義吉さん(69)=農業=は「区民の総意は反対。新しくできるヘリパッドが集中的に高江に建設され、特にN4地区は集落から近い」と計画撤退を訴えた。

 これまで3回、牧場に米軍ヘリが不時着するのを見たという渡久地政久さん(69)=農業=は「頭上を普天間のヘリが夜遅くまで飛んでいる。飛行ルートや安全性の保障をきちんとしてほしい」と迫った。最新鋭機のオスプレイ配備の有無や安全性についても質問が相次いだ。

 沖縄防衛局担当者は、米政府から沖縄へのオスプレイ配備の計画は聞いていないとしながらも「沖縄(普天間)にあるCH46、CH53がオスプレイに更新されるという一般的な予定がある事は承知している。沖縄に配備される可能性は認識している」と説明。飛行ルートなどは明らかにしないまま、米国の環境影響評価で「CH46やCH53より騒音が少ない」と説明すると「ばかにするな」といったヤジや、失笑が漏れた。

 通行妨害禁止を理由に防衛省に提訴された安次嶺現達さん(51)は「弱い立場の住民を裁判に引っ張り出しながら、説明会というのはおかしい。沖縄防衛局は住民が納得いくまで説明する義務がある」と訴えた。

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