柔道の第46回県男子選手権大会・第24回女子選手権大会は6日、那覇市の県立武道館で行われ、男子決勝は新垣琢也(沖尚高教員)が伊禮俊(沖縄刑務所)に旗判定3―0の優勢勝ちで、5年連続6度目の優勝を飾った。沖尚中の島袋芳帆と照喜名あずさによる同校対決となった女子決勝は、島袋がけさ固めで勝ち、初の栄冠に輝いた。
男子の上位4人と、女子の上位2人は九州選手権(3月8日・福岡)に派遣される。
教え子の声 糧に前へ
「彼らのおかげ」と感謝
沖尚高男子柔道部監督の新垣琢也が教え子の見守る中、5連覇を勝ち取った。
決勝は伊禮俊(沖縄刑務所)と互いに息上がる“死闘”。「伊禮は全くすきがなかったけど、とにかくがむしゃらにいった」と新垣。ともえ投げ、大外刈り、体落としと、積極的に技を仕掛けたが、決定打には至らない。逆に伊禮の大外返しに「ひやり」とする場面もあった。
残り1分、「あきらめそうになった」という新垣に生徒の声援が力になった。「『下がるな』はいつも自分が生徒に掛けてる言葉。これからだ」。最後までポイントを狙い前に出た。
「最後の1秒まで勝つ気持ちでいった」と新垣。判定で旗3本が新垣に上がると、ひざに手をあて「ふぅー」と息を吐いた。
前大会終了後、「自分の仕事は生徒に教えること。次回は出ない」と公言した。が、「生徒は沖縄総体を目指して本当にきつい練習をしている。大人も頑張らねば」と出場を決意した。
「優勝は生徒のおかげです」と新垣。まな弟子たちに囲まれ記念写真に収まった。(大城大輔)
中3島袋が女子制す
4月から高校生の島袋芳帆(沖尚中)。「沖縄総体出場も目指したい」と、自らの飛躍を期す頂点だ。
同じ沖尚中の照喜名あずさとの決勝。互いにポイントを奪えないまま迎えた1分過ぎ、照喜名が小外刈りに失敗し崩れたところを、島袋が逃さなかった。「チャンスできっちり決められたのがよかった」と島袋。けさ固めをがっちり決めて、一本を奪った。
昨年の全国中体連70キロ級で16強入りした島袋。1月の審査に合格し初段となったが、今大会は黒帯が間に合わず白帯のまま。伸び盛りの中3は沖尚高に進学し、さらなる高みを目指す。「目標は世界でも活躍する饒平名知子先輩。組み手も技も全部うまい」
島袋は、身近な先輩を手本に腕をみがく。