糸満で震度5弱 M6.9 99年ぶり揺れ

震源地は本島近海 女性2人けが

地震で城壁の一部が崩れ落ちた勝連城跡=27日午後0時35分、うるま市勝連南風原

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2010年2月28日 10時00分

 27日午前5時31分ごろ、沖縄本島近海を震源地(那覇の東約50キロ、深さ約10キロ)とするマグニチュード6・9の強い地震があり、糸満市で震度5弱を記録したほか、名護市や那覇市でも震度4を観測するなど九州から西表島までの広い範囲で揺れに見舞われた。沖縄気象台によると、沖縄本島での震度5相当の地震は、奄美大島近海を震源地とする1911年以来、99年ぶり。本島近海を震源地とする震度5相当の地震では、二人の死者を出した1909年以来、101年ぶりとなる。

 県防災危機管理課によると、同日現在、那覇市の74歳の女性がベッドから落下、浦添市の66歳の女性は自宅で転倒するなど軽傷。また、うるま市や南城市の家屋・体育館などの一部損壊が7件、水タンクの破損や水道管の破裂などが114件と、被害が相次いだ。

 同気象台は、同日午前8時半の会見で今回の地震は、北東と南西方向に圧力軸を持つ「横ずれ断層型」で、断層面が水平方向にずれると説明。海底の上下変動が起こりにくく、海面を刺激しないため、津波が起こりにくいと解説した。上地清市地震火山課長は、余震も少なくなっていることから「活発化していく予兆であるとは考えていない」と強調した。

 同日午後9時20ごろには、震度1の余震が発生。那覇市、うるま市、名護市など本島内の広範囲で揺れを感じた。

 各地の震度は次の通り。

 震度5弱=糸満市▽震度4=与論島(鹿児島)、名護市、国頭村、東村、今帰仁村、本部町、恩納村、那覇市、宜野湾市、浦添市、読谷村、北谷町、北中城村、中城村、西原町、豊見城市、与那原町、南風原町、座間味村、うるま市、南城市、北大東村▽震度3=喜界島、奄美、徳之島、沖永良部島(鹿児島)、宜野座村、金武町、伊江村、粟国村、伊平屋村、伊是名村、嘉手納町、渡名喜村、久米島町、南大東村

勝連城跡の城壁が崩落

 【うるま】27日早朝に発生した地震で、世界遺産に登録されている勝連城跡(うるま市)の城壁の一部が崩落した。同市教育委員会によると、崩れたのは三の曲輪と呼ばれる外壁の北東部分で、幅約4メートル20センチ、高さ約3メートル60センチ。石の一部は約50メートル下まで転がった。人への被害はなかった。

 同市教委が崩壊部分と落石部分の周辺を立ち入り禁止にした。同市教委は「修復はするが、県や国と工法を再検証し、時期なども話し合いたい」としている。

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