喜納氏が参院選出馬断念 民主本部推薦なく 野党人選白紙に

2010年5月10日 10時03分

 社大党は9日、那覇市内で拡大中央執行委員会を開き、夏の参院選沖縄選挙区で、党委員長の喜納昌春氏(62)の出馬断念を決めた。社大、社民党県連、民主党県連の県政野党3党が無所属の統一候補として擁立する方向性を確認していたが、参院議員の任期満了まで3カ月を切っても民主党本部の推薦のめどが立たないことなどもあり「選挙態勢が組めない」と判断した。

 野党側の人選は白紙となり、参院選や11月予定の知事選で、野党陣営共闘への影響は避けられない情勢となった。

 委員会後に会見した当山勝利書記長は「参院選は、知事選を見すえて共闘の努力をした。最低でも3党がまとまるべきだったが、十分な合意が得られないまま時間を失してしまった」と説明。

 党内には党単独候補でも出馬するべきだとの意見や鳩山由紀夫首相が米軍普天間飛行場の県内移設にかじを切る中、民主党の推薦を受けるべきではないとの意見があり、最終的に喜納氏が出馬断念を決めた。

 喜納氏は「移設問題では3党(県レベル)で県外・国外移設で一致していた。しかし、政治情勢が変わる中で論議が足りなかった」と述べた。新たな人選については「まずは3党でもう一度協議したい」と述べた。

 喜納氏擁立をめぐっては、民主党本部や同党支援労組の連合沖縄などから、当選後も与党会派に属さないとの3党合意に「十分な国会活動が果たせない」と難色を示す意見があった。

 喜納氏が出馬を断念したことで、民主党が単独候補を擁立する可能性もある。その場合、浦添市議の又吉健太郎氏(35)や県議の上里直司氏(37)らが取りざたされている。

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