雨の中、1万7000人が「普天間」包囲

2010年5月16日 15時54分

 住宅密集地にある米軍普天間飛行場の無条件返還を求める「普天間基地包囲行動」(主催・同実行委員会)が16日午後、宜野湾市で行われ、雨が降り続ける中、集まった約1万7000人(主催者発表)の参加者が同飛行場の外周約13キロを“人間の鎖”で囲んだ。

 地元の伊波洋一市長と、飛行場の移設先候補にあがる名護市の稲嶺進市長は、包囲行動後、県内移設に反対する共同声明を発表する。県民の反発が根強い県内移設では普天間の早期閉鎖・返還が図れないとして、移設元と移設先の両市長が連携し、政府に危険性除去につながらないことを訴える。

 1996年の全面返還合意から14年。民主党中心の連立政権による移設先見直し作業は最終局面を迎え、再び県内移設の可能性が強まっている。住民を危険にさらし続ける普天間の閉鎖・返還と、県内への新基地建設反対を訴え、参加者は手を取り合った。

 市民団体が主導してきた同飛行場の包囲行動は、2005年に続き5年ぶり5回目。今回は初めて、宜野湾市をはじめとする中部7市町村の首長が共同代表に就任した。

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