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【伊良部島=宮古島】宮古島で開催する美ら島総体男子バレーに出場する地元伊良部高校を、住民がはり・きゅう治療や食料の差し入れなどボランティアで後押ししている。同校OBらは、宮古島から船で通う生徒もいるため練習時間や対外試合がままならない部員の練習相手をするなど地域一丸で支援。関係者は「彼らは島の誇り。感動を与える試合をしてほしい」と、31日から始まる熱戦に期待を込める。(伊集竜太郎)
伊良部島の人口は約6千人。同校の生徒数は158人(4月1日現在)で、特別支援学校を除く全日制の県立高校では一番少ない。
伊良部島は宮古島の平良港から定期船で約20分。城間亮監督(39)と部員2人は定期船で宮古島に帰宅するため、平日は1~2時間ほどしか練習できない。
部員18人中16人が伊良部島の佐良浜、伊良部両中学出身。エースの3年、久高雄彦君(18)は「バレーは小学校からやっていてプレーや性格も分かる」とチームワークの良さを強調する。
伊良部島で飲食店を営む前泊和子さん(60)は、2005年の全国高校選抜優勝大会(春高バレー)出場から会場に足を運び応援。総体に向け、約1カ月前から差し入れを週5回に増やし、おにぎりや果物などを届けている。
選手に励ましのコメントを伝え、選手からお礼の言葉をもらう“交換日記”でも交流。「この子たちの活躍のおかげで小さな島も全国で知られるようになった。とにかく楽しんでほしい」とエールを送る。
鍼灸(しんきゅう)師の柴田邦子さん(70)は、「チームのばあちゃん役」として07年からボランティアで部員の治療のため宮古島から最低週1回は伊良部島に通う。「雰囲気はとてもいいし、もうやるっきゃないでしょ」と力強く激励。主将の3年、川満洋平君(17)は「皆さんの支援は励みになる。地元大会のプレッシャーを力に変え、まずは予選突破を目指したい」と意気込みを語った。
同校は31日の第3試合で市立船橋(千葉)と対戦する。