| ||
【名護】元米海兵隊員で「反戦イラク帰還兵の会(IVAW)」のメンバー、ブライアン・キャスラーさん(26)は3日、日米両政府が普天間飛行場の移設先として合意した名護市辺野古を訪れ、移設に反対して座り込みを続けるメンバーと意見交換した。キャスラーさんは「沖縄の土地は、沖縄の人々が平和に暮らすためのもの。それを米国が取り上げることはできないし、基地に使っている土地は沖縄に返すべきだ」と新たな基地建設を批判した。
キャスラーさんはニューヨーク州出身。2002年から4年間、海兵隊に所属。イラクやアフガニスタンに派兵されたほか、キャンプ・シュワブに配属された経験を持つ。「人々を助けるため海兵隊に入ったが、派兵先で住民をひどい目に遭わせた。私の思いと現実は全く違った。米軍の組織的な破壊行為は問題がある。やめさせたい」と話す。
座り込みを続けるメンバーに対し「米軍は基地の現状が知られることを嫌がる。皆さんの活動は大きな力になる」と激励。ヘリ基地建設反対協議会の安次富浩共同代表は「米国が内部から変わるためにも、米軍の実態を明らかにする取り組みは意義深い」と話した。
キャスラーさんは、イラクのテレビ番組を日本向けに翻訳し、インターネットで配信しているイラク平和テレビ局(森文洋代表)の招きで2日に来県。この日は船で辺野古沖に出て基地建設候補地も視察した。同テレビ局は今回の様子を含め、イラクや沖縄、米国からの基地撤去を呼び掛ける映画を制作し、来年1月の公開を目指している。