メントレで力発揮 柔道・沖尚女子支える

石垣さん指導 集中力強化

2010年8月13日 09時36分

 美ら島沖縄総体の柔道女子で、団体5位、個人でも3位と5位にそれぞれ3人が入賞した沖縄尚学高。快進撃を支えた一つが、今春から新たに取り入れたメンタルトレーニングだった。接戦の重圧をはね返す精神面の成長を実感しながら、選手たちが畳の上を躍動した。(新垣綾子)

 県スポーツ医・科学委員会に所属するメンタルトレーニングコーチの石垣愛一郎さん(42)=那覇市=が今年3月から、週1回のペースで指導してきた。米国の大学院でスポーツ心理学を学んだコーチ歴10年の石垣さんは、選手たちが目標を書き込むなどして最良の状態で試合に臨む自分を作り出す訓練や、緊張をほぐす呼吸法などを伝授。集中力を高めるため、スポーツ映画の1場面も「教材」にした。

 12日、78キロ級3位に輝いた沖尚2年の赤嶺麻佑さん(16)は準々決勝で、優勢に試合を進めながら決め手を欠く展開にも「平常心、平常心」と自らに言い聞かせ、延長で反則勝ちに持ち込んだ。「以前ならいらいらして空回りしていたが、集中して冷静に踏ん張ることができるようになった」

 真喜志康孝監督(33)は「勝つための練習」を試行錯誤する中で、メントレの導入を決めた。「接戦の土壇場では一瞬の判断や気持ちの持ちようで結果が変わる。選手たちは精神的にたくましくなり、普段通りの力を発揮できたと思う」と手ごたえを口にする。

 石垣さんは柔道のほかにも、沖尚なぎなたや西原バレーボール男子、名護ソフトテニス男子、那覇西水泳の総体出場チームを担当。「選手の技や努力、指導者の考えと同じベクトルを向いた時、メントレの効果が加速度を増す」ととらえ、今後も県内スポーツのサポートにかかわるという。

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