【崎原朝一通信員】日本大使主催の新年会が1月11日、ブエノスアイレス市内ベルグラーノ地区にある大使公邸で開かれた。この日招待されたのは、日系社会の受勲者、商社、団体関係者が中心、庭園のあちらこちらで新年のあいさつを交わす風景も見られてにぎわった。
石田仁宏大使は「21世紀になってすでに10年。この間、2001年の債務危機があり、外交関係は停滞気味だった。08年秋ごろ、政府の債務は一切返すといわれた時、本当にほっとした。その後の状況は皆さまご存じで、意欲は持続されていて、実現されることに期待している」と切り出し、「貿易関係では昨年8月、アルゼンチン政府が地上デジタル日本方式を決める朗報があった。さらに、タイアナ外相が明日、日本へ出発される。アジアと日本が集まってアジア太平洋会議、2カ国関係も会談して今後のことをお話される。両国経済界の交流も予定されている」と日本とアルゼンチンの関係向上に期待感を示した。
さらに石田大使は「今年は、アルゼンチンの建国200周年にも当たり、日系社会サイドも積極的に参加されるが、友好関係の土台をさらに強くするものと期待している」と述べ、乾杯した。広い庭園に準備されたテーブルにはおせち料理が所狭しと並び、雑煮を口にしながら「これで本当に正月らしい気分」、と満足するお年寄りたちもいた。
招待客の中には、東村出身の宮平晃さんの長男で水上警察の司令官の宮平ダニエルさん(45)をはじめ、日系の軍人、警察関係者もいた。