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サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)は14日、各地で開幕した。昨季16位のFC琉球は、静岡のホンダ都田サッカー場でホンダFCと対戦、1―0で勝ち白星スタートを切った。琉球の開幕勝利はJFL参入5年目で初めて。
FC琉球は前半23分、中盤でボールを持ったFW新川織部がドリブル突破。相手DFをかわし、最後はゴール右隅に決め、先制点を奪った。その後は安定した守備と、GK森本悠馬の好セーブもあり、リードを守りきった。
ホーム開幕戦となる次節は21日午後1時から、北谷公園陸上競技場でガイナーレ鳥取を迎え撃つ。
今季も18チームが11月28日まで2回戦総当たりで争う。
[Go!Go!ゴール]
新川右足 逆襲の幕開け
逆襲のシーズンが幕を開けた。FC琉球がアウェーで強豪のホンダFCをたたき、会心の白星発進だ。
前線に鋭い飛び出しを見せていた新加入のFW新川織部が、名刺代わりの一発。中盤でボールを持つと、3人のディフェンダーを相手に、強引に前をこじあけた。
「うまく相手のまたの間を抜けてくれたので、一人でいった」。168センチの体でスルリと抜け出す。追いすがるディフェンダーを振り切り、ゴール右隅に流し込んだ。
3年間在籍したJ1名古屋グランパスを解雇になり、新天地に活躍の場を求めた。「Jでやれる力がなかった。それだけのこと」。悔しさを内に秘めるドリブラーは試合を決める一発に「うれしいです」と、わずかに笑みを浮かべた。
「きっちり守って速攻。90分、一つになって戦い抜けた」と新里裕之監督は感極まった表情。前夜、新里監督と話し込んだ新主将の永井秀樹は「お互いに責任を感じる立場。思うところは同じ」。経験豊富な39歳も、この日ばかりは声が弾んだ。
とはいえ、まだ1勝を挙げただけ。次戦は昨季、鬼門となったホームゲーム。乗り越えるだけの力が今の琉球にはあるはずだ。(大城大輔)
守って速攻 波に乗り
ホンダFCの3トップをシャットアウト。昨季、大きく成長したFC琉球の守備は本物だった。
アウェーということもあり、序盤から琉球はカウンター狙い。大澤雄樹を中心に、組織的な守備でボールを確実にはじいていった。
「相手にスペースを与えないように、中をコンパクトに固めた」と大澤。新加入のDF初田真也、守備的MFの田中康平との連携もスムーズだった。
「攻守の素早い切り替え。これが一番の勝因」。新里裕之監督がキャンプからこだわった形がいきなり実を結んだ。
大澤は「今年は一人一人が集中して、常にコミュニケーションが取れている。これが一番昨年と違うところ」。終了間際、2回の大きなピンチもゴール前の瀬戸際でDFの足が伸びた。
主将の永井秀樹は「こういうゲームを続けていけばチームはもっと成長できると思う」。堅守で確かな手応えをつかんだ。