ハワイで戯曲「カクテル・パーティー」上演

ハワイで上演された大城立裕さんの戯曲「カクテル・パーティー」=27日(現地時間26日)、沖縄県人会館

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2011年10月28日 09時34分

 【ハワイ=山城リンダ通信員】作家大城立裕さんの戯曲「カクテル・パーティー」が27日(現地時間26日)、ハワイ・ワイパフの沖縄県人会館で上演された。同県人会、ハワイ大学沖縄研究センターなどの主催で初の上演。大城さんが芥川賞を受賞した小説を「米国の観客に披露したい」と戯曲に書き下ろし、琉球大学の山里勝己教授が英訳。真珠湾攻撃から70年の年に、現地での舞台が実現した。

 物語はマノア・リーダーズ・シアター・アンサンブルの7人による朗読劇で展開した。

 沖縄、日本、米国、中国の背景を持つ登場人物の加害・被害の体験が交錯。真珠湾攻撃、原爆など、小説にはない要素を織り込み、日米の加害者性を問い掛けた。

 デイビッド・アラカワさん(56)は「パールハーバーや原爆を間違いか正しいか、という視点を融和させるのは難しい問題だが、考えることの大切さを感じた」と感想。

 ジェイミー・オオシロさん(50)は「被害者としてだけでなく、沖縄に存在するさまざまな視点を表現していたところが良かった。和解するには過去として捉えるのでなく、対話することで互いの理解を深めるというメッセージを読み取ることができた」と話した。

 大城立裕さんは「朗読劇を見るのは初めてだが、せりふと表情だけの表現はかえって感動を与えてくれた。涙が出た」と念願だった米国公演を喜んだ。

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