印鑑、飯ごう 戦時中の遺品「情報を」

飯ごうに彫られている「田」という文字を指さす国吉勇さん=9日、那覇市楚辺

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収集した「川園」と彫られた印鑑(左)と「中井三四郎」と彫られた印鑑

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2012年1月11日 09時32分

 沖縄戦で亡くなった人の遺骨や遺品収集に携わる那覇市の国吉勇さん(72)が、糸満市摩文仁の軍医部壕で収集した印鑑2個と、荒崎海岸付近で見つかった飯ごうの持ち主の遺族を探している。印鑑はそれぞれ「川園」「中井三四郎」、飯ごうには「田」という文字が彫られている。

 印鑑2個は2005年の8月に、飯ごうは09年に見つけた。平和祈念資料館の資料を元に出身県を調べたところ、「川園」の印鑑は福岡、「中井」は三重、飯ごうは北海道出身の戦没者の可能性が高いという。

 国吉さんは50年余、約700の壕を調査し、万年筆やものさしなど約60個の遺品を遺族に返却してきた。「幼少時代、壕を探検すると、地面には着物や軍服を着た遺体がたくさんあった。持ち主の遺族に返して供養するためにも情報が欲しい」と呼び掛けている。

 情報提供や連絡先は国吉さん、電話098(853)6697。

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