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介護保険料で、2012年度から65歳以上が支払う第5期(~14年度)の基準月額を那覇市が877円値上げすることが21日、分かった。現在の4770円から5647円に増える。高齢人口や介護サービス需要の伸びなどが主な要因。
介護給付費が毎年約7%伸びる同市では昨年末、4期(09~11年度)比で1000~1200円の値上げを見込んでいたが、予測よりも低い増額幅に落ち着いた。
県内の14保険者(13市町村、1広域連合)でも介護サービス給付費の伸びに伴って増額を見込んでおり、昨年末時点で、1000円程度の値上げを予測、算定作業を進めている。2~3月議会へ議案を提出する。
各保険者では、利用者負担を軽減するため、自前の準備基金(余剰金)の取り崩しや県基金の活用などを図る予定だが、基金残高が潤沢な自治体と底をつく寸前の自治体では、上げ幅にも影響が出るのは必至だ。
那覇市は増額幅が1000円を切った理由について(1)4期で余剰金が出た(2)国の介護報酬値上げ幅は全国1・2%だが、都道府県別では沖縄0・7%と低かった(3)県基金2億円の割り当てがあった―としている。余剰金と県基金は、値上げの抑制に使う。
同市は、同日開会の市議会2月定例会で、実際の値上げ幅を盛り込んだ介護保険条例の一部改正案を上程した。「値上げが必要となる構図は、長寿の島の共通課題」とみている。
県内の65歳以上の高齢者人口は、10年10月現在で約24万1千人、高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は17・3%。介護が必要とされる要介護(支援)の認定者数も毎年増え、10年度の介護保険給付費(速報値)は約706億円(前年度比約6・0%増)となっている。
介護保険は2000年に始まり、3年ごとに保険料を改定。県平均月額保険料は第1期(2000~02年)3618円、第2期(03~05年)4957円、第3期(06~08年)4875円、第4期(09~11年)は4882円。(堀川幸太郎)