2017年(平成29年) 11月22日

沖縄タイムス+プラス ニュース

翁長知事、国提訴へ 週明けにも会見 防衛局「岩礁破砕許可は不要」 

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄防衛局は1日、工事を進めるに当たり、新たな岩礁破砕許可は必要ないとする文書を県に提出した。許可が必要だとする県の再度の行政指導を拒否した形で、県は早ければ7月にも工事の差し止めを求める訴訟を那覇地裁へ起こす方針。翁長雄志知事は週明けにも会見を開き、提訴を含めた今後の対応を発表する考えだ。

米軍キャンプ・シュワブ沖の岩礁破砕許可申請手続きについての回答書を県水産課(右)に提出する沖縄防衛局の職員=1日、県庁

 翁長知事は今後の対応に関し「所管部局から報告を受けた後、検討する」とのコメントを出した。

 防衛局は、水産庁が今年3月に各都道府県へ出した通知を基に、岩礁破砕許可は不要だと改めて強調した。一方、漁業権の消滅には漁業法第22条に基づき「県知事の変更免許が必要」としてきた水産庁の過去の見解との整合性に関しては説明しなかった。

 県は、工事の進捗(しんちょく)を見た上で、(1)明らかな岩礁破砕行為につながる作業に入った段階(2)明らかな岩礁破砕行為を確認した段階-のどちらかのタイミングで提訴する方針で、20日に開会する県議会6月定例会へ訴訟のための議案を提出する考えだ。判決が出るまでの工事中断を求める仮処分も申し立てる。

 新基地建設を巡り、県は辺野古海域での工事には県漁業調整規則に基づく岩礁破砕許可が必要としているが、防衛局は「漁業権がなくなった」として期限が切れた4月1日以降、新たな申請をせず、工事を継続している。

 県は漁業権に関し、4月以降、防衛局へ複数回にわたり詳細な見解を照会してきたが国は回答を避けた。このため県は5月29日、岩礁破砕許可を申請するよう改めて防衛局を行政指導。6月1日までの回答を求めていた。

これってホント!? 誤解だらけの沖縄基地
沖縄タイムス社編集局編
高文研
売り上げランキング: 24,236

あわせて読みたい

関連リンク

沖縄タイムス+プラス ニュースのバックナンバー

アクセスランキング

ニュース 解説・コラム
24時間 1週間
24時間 1週間

注目トピックス