沖縄県北谷町の宮城海岸で1日夜、サンゴの産卵が確認された。ニライ地区のサンゴを見守る会(山岸豊代表)によると、産卵は午後10時15分ごろから約45分間にわたって見られた。

1日午後10時15分ごろ、北谷町の宮城海岸で確認されたサンゴの産卵(アルファダイブ代表の武富彰さん提供)

 産卵を撮影した同会メンバーでアルファダイブ代表の武富彰さん(35)=嘉手納町=は、同海岸でサンゴを見守り続けて12年。今年も産卵が見られたことを喜んだ。

 サンゴはミドリイシの仲間。ピンク色の卵が一斉に放出された様子を見た武富さんは「昨年の大規模白化を乗り越えて、生き残ったサンゴ群体が次の世代へと必死に命をつなぐ、そんなシーンだった」と説明。

 山岸代表は「サンゴを通して、温暖化など環境問題について多くの人に考えてもらいたい。沖縄本島のサンゴ礁も力強く再生しつつあるという事実を多くの県民に伝えたい」と話した。

 日本サンゴ礁学会によると、サンゴの産卵時期は種類によって異なり、沖縄で最も普通に見られるミドリイシ類の多くは5、6月に産卵するという。