東京都議選が注目されるのは、有権者で多くを占める無党派層の動向が顕著に表れ、その結果が国政選挙の行方に直結しているためだ。前々回の2009年都議選は民主党が大勝し、政権交代につながった。13年は政権復帰の勢いで自民が勝った

▼7月2日投開票の都議選まで1カ月を切った。小池百合子都知事は自民党に離党届を出し、自身が率いる地域政党「都民ファーストの会」の代表に就いた。高い支持率を背景に、自民党との全面対決に挑む構えだ。知事選から続く“小池劇場”に都民の審判が下される

▼「県都を制する者が沖縄を制す」という言葉がある。全県選挙や国政選挙で、県内最大の都市・那覇市で多数の票を獲得することが勝利を決する

▼県内政局で那覇市議選は、国政の中の都議選と同様の位置付けになる。7月2日告示、9日投開票の那覇市議選で69人(2日現在)が立候補の意向を示している。城間幹子市長の初の市議選で、市政を支える与党や野党、中立派の議席数が焦点になる

▼前市長の翁長雄志知事は那覇市議会で与党多数を得て、安定した市政運営を展開した。那覇市は翁長知事の牙城といえる

▼選挙結果は城間市政だけではなく、翁長知事の求心力にも影響が及ぶ。那覇市議選は来年の知事選や那覇市長選の県内最大の政治決戦を占う重要選挙だ。(与那原良彦)