【森田のりえ通信員】北米沖縄県人会芸能部は2年ごとに「謡やびら踊やびら」と題した芸能公演を行っている。創設30周年記念の今年は5月7日、ロサンゼルス近郊のアームストロング劇場で特別公演を実施した。

盛り上がった北米沖縄県人会芸能部の記念公演=米ロサンゼルス近郊

 芸能部に所属する20教室の先生らが洗練された舞踊、民謡、太鼓、筝などを披露。古典舞踊だけでなく、農村や漁村の庶民生活を表現した躍動的な踊りもあった。約500枚の切符は完売。観客は2時間に及ぶ舞台を楽しんだ。

 南カリフォルニアの県人会社会には、いくつもの舞踊や民謡の教室、研究所があった。1987年6月、沢岻安和さんを中心に、各グループをまとめて県人会の傘下で芸能活動をした方が発展につながるのではという提案がなされた。比嘉朝儀さん、故島盛一さん、真境名愛子さんら12教室の教師が、「琉球芸能の地域社会への普及、次世代への保存と継承」を目的に芸能部を設立。県人会はこれを機に若者の会員が増えていった。

 新城義道芸能部長はあいさつで、実行委員長の与那嶺恵子さんらの功績に感謝し、今後の指導鞭撻(べんたつ)を願った。神谷エディー県人会会長は沖縄の歴史と文化を学び、後世に伝えていくことの重要性を訴えた。特別賛助出演として、沖縄からユタ州に移住したペトロス春菜さんが八重山古典民謡を披露し、華を添えた。