【久米島】公立久米島病院(深谷幸雄院長)主催の「ふれあい看護体験」が3日、同病院で行われ、久米島高校の生徒3人が白衣に身を包み、看護師の夢実現へ一歩を踏み出した。看護師の指導で、患者に聴診器を当て脈拍を測定したり、車いすでの移動を経験したりと笑顔で交流した。

参加した(前列左から)東恩納寧音さん、平田未羽さん、盛長あいりさん=3日、久米島町の公立久米島病院

 町内から看護職員を育てる人事育成が狙い。3年の盛長あいりさんと東恩納寧音(ねね)さん、2年の平田未羽さんが参加した。

 石垣淳子主任が「看護師の働く場所と看護の魅力」のテーマで講話し、「離島医療を学びたくて東京都から来た」と自己紹介。「人間の誕生から死まで関わることができる職業が看護師。国家資格だから安心して、全国どこでも働ける。患者からの『ありがとう』の言葉が、仕事の励みになる」と話した。

 盛長さんは「患者さんの手を取りながら話す手法が勉強になった」、東恩納さんは「理学療法士になりたい。将来は久米島に貢献したい」、平田さんは「透析機械の血液の入れ替え技術はすごいと思った。夢は助産師」とそれぞれの目標を話した。

 同病院は人材育成の一環として2014年から看護職希望者への奨学資金制度を始め、現在同校卒業生の2人が活用。同病院で4年間勤務すると貸付額は全額免除される。(比嘉正明通信員)