大雨の影響により沖縄本島北部では14日、土砂崩れや市街地の道路が一時冠水するなどの被害があった。名護市や東村は避難準備情報を出して早期の避難を促すなど、各自治体は避難所を設け、警戒を呼び掛けた。

大雨によって土砂崩れが起きた国頭村宜名真の林道=14日午後6時半、国頭村宜名真

 国頭村では午前11時ごろ、村内をパトロールしていた役場職員が宜名真林道で土砂崩れが起きているのを見つけ、午後から通行止めにした。村は午後2時ごろ、土砂災害警戒情報が発表されたのを受け、村内20集落全ての区長に公民館を避難所とするよう伝えた。

 東村では、2015年に土砂崩れが起きた平良の国道331号を通行止めにし、有銘公民館を避難所として開設。国頭地区行政事務組合消防本部によると、午後8時現在、けが人や避難者はいない。

 名護市伊差川では同日正午ごろ、我部祖河川の一部が氾濫。茶色く濁った水が道路まで浸水した。近くに住む渡具知武祐さん(61)によると、これまでも同じ場所で大雨が降るたびに氾濫してきたという。「子どもの通学路にもなっていて危険。市は早く堤防の整備をしてほしい」と話した。

 同市消防本部によると、大雨の影響で市内5カ所で道路冠水が発生。同市は、名護中央公民館と各支所に避難所を設けている。同日午後8時現在、けが人や避難者はいないという。