りゅうぎん総合研究所(池端透社長)が15日発表した2017年プロ野球春季キャンプの経済効果は、前年比9・5%増の109億5400万円で、過去最高を更新した。観客数も、観光客の増加や読売ジャイアンツのキャンプ期間延長などで5・1%増の約34万9千人で過去最高となった。このうち県外からの観客は7・4%増の約7万900人と推測。宿泊費や土産品・グッズ購入、飲食費の伸びで経済効果を底上げした。

(資料写真)2017年のプロ野球キャンプ。阪神のブルペンで、投球練習を見る観客=2月1日、宜野座村野球場

プロ野球春季キャンプの経済効果と観客数の推移

(資料写真)2017年のプロ野球キャンプ。阪神のブルペンで、投球練習を見る観客=2月1日、宜野座村野球場 プロ野球春季キャンプの経済効果と観客数の推移

 沖縄県内で春季キャンプを実施したのは前年と同じ9球団。球団別の経済効果は阪神タイガースが最も多い35億6400万円。次いで読売ジャイアンツが22億3千万円だった。

 宿泊費や飲食費、練習施設などのインフラ整備などを合わせた直接支出額は10・1%増の71億7400万円。このうち県内産業への直接効果は63億3300万円。ほかの産業へ波及する1次間接効果は28億3200万円。雇用者の所得増加に伴い、消費支出が増える2次間接効果は17億8900万円だった。

 りゅうぎん総研は「球団オリジナル商品の開発など、ビジネス面でのメリットを考えた誘致も望まれる。この機会をより効果的に活用し、成功事例を作ることで、スポーツビジネス産業全体の発展にも寄与できる」としている。