AKB48コンサートの突然の中止発表を受け、イベント関係者や、すでに沖縄に来県したファンからは落胆の声が漏れた。豊見城市の豊崎美らSUNビーチでは16日昼、雨と強い風が吹き付ける中、ステージの撤去作業が行われていた。

「AKB48」などカラフルな看板が設置された会場=16日午後、豊見城市の豊崎海浜公園

AKB48の屋外コンサート中止が決まり、雨が降る中、解体作業が進む会場=16日午後、豊見城市の豊崎海浜公園

観光客でにぎわう那覇市国際通りに、AKB48選抜総選挙のバナーフラッグが連なる=13日、那覇市国際通り

「AKB48」などカラフルな看板が設置された会場=16日午後、豊見城市の豊崎海浜公園 AKB48の屋外コンサート中止が決まり、雨が降る中、解体作業が進む会場=16日午後、豊見城市の豊崎海浜公園 観光客でにぎわう那覇市国際通りに、AKB48選抜総選挙のバナーフラッグが連なる=13日、那覇市国際通り

 ■「ファンに申し訳ない」

 本番を翌日に控え、朝一番で沖縄入りしたAKBスタッフの男性は、撤去作業の様子を見ながら「何よりファンの皆さんにステージを見せられなかったのが申し訳ない」と語った。

 ビーチは関係者以外の立ち入りが制限されていたが、会場の写真だけでも撮らせてほしいとスタッフに掛け合うファンもいた。撤去作業をしていた塚本優介さん(39)は「片付けるのは無念だけど、中止の判断は間違っていない。安全が第一だから」と硬い表情で話した。

 ■「観光楽しむしかない」

 突然の中止の報を、那覇空港に到着して初めて知ったファンもいた。正午すぎに来県した木ノ内豪さん(25)=埼玉県=は、那覇空港駅の前でスマートフォンを手に途方に暮れていた。「沖縄は梅雨だし、嫌な予感はしていた。1カ月前から予定を立てていたのに台無しだ」とショックを隠しきれない様子だった。

 愛媛県から小中学校の同級生と訪れた島津政彦さん(27)は「もっと早く中止を決めてほしかった。もう沖縄観光を楽しむしかない」と、気持ちを切り替えて改札をくぐった。

 沖縄気象台にも16日午前中、豊見城市や中南部の天気についての問い合わせが多く寄せられたという。