異例の疎開だった。1944年、沖縄本島から九州に向かう疎開船に乗り込む1人の牧師がいた。日本基督教団九州教区沖縄支教区の照屋寛範牧師=当時(52)。地上戦が迫る中、戦力となる16歳以上60歳未満の健康な男子の疎開は厳しく制限されていたころだ。