2017年(平成29年) 12月15日

大弦小弦

[大弦小弦]警察官の不祥事が止まらない。県警は16日、宮古島署員の未成年者への淫

 警察官の不祥事が止まらない。県警は16日、宮古島署員の未成年者への淫行(罰金刑)と、糸満署員の児童買春容疑での再逮捕を相次いで発表した。4月以降、公表された逮捕や検挙、処分された警察官は5人計6件。異常事態と言っていい

▼5人は20~30代で事案は少女へのみだらな行為、酒気帯び運転や後輩への飲食代の強要、暴行など。警察官としての資質、組織の指導・教育はどうなっているのか

▼糸満署員の最初の淫行事件が公表されたのは5月26日。県警は「これ以上、不祥事はないか」と記者から問われたが回答しなかった。だが宮古島署員の事件は4月に発覚し、会見の時点では任意捜査が進んでいた

▼この警察官の書類送検は発覚から約2カ月後。発表された16日は、官製談合防止法違反の容疑で渡名喜村長が逮捕された日だった

▼権力は、時に都合の悪いニュースを小さく見せるため、別のニュースをぶつける手を使う。村長逮捕の重大事件に合わせて不祥事を発表することで、その意図はなかったか。疑念がぬぐえない

▼昨年の米軍属による女性暴行殺人事件を受け1月、警察官が100人増員された。不祥事のたびに県警は謝罪し、「再発防止に努める」と繰り返すが、具体的な防止策を示すべきだ。それがない限り、警察官に対する県民の視線は厳しいままだろう。(磯野直)

基地で働く―軍作業員の戦後
沖縄タイムス社
沖縄タイムス社
売り上げランキング: 352,603

あわせて読みたい

関連リンク

大弦小弦のバックナンバー

アクセスランキング

ニュース 解説・コラム
24時間 1週間
24時間 1週間