修学旅行で沖縄を訪れている静岡県立裾野高校の2年生4人が29日、那覇市の国際通りとその周辺の街歩きを楽しんだ。各生徒がタブレット端末を持ち、現在地の地図と、その場所に関係する沖縄タイムスの記事を参照できる「デジタル地図帳」アプリを見ながら、街の歴史や街並みの変遷を学んだ。

タブレット端末に表示された新聞記事などを見ながら、街歩きを楽しむ静岡・裾野高校の生徒=29日、那覇市の国際通り

アプリの画面。地図上の沖縄三越をタップすると、関連記事が出る

タブレット端末に表示された新聞記事などを見ながら、街歩きを楽しむ静岡・裾野高校の生徒=29日、那覇市の国際通り アプリの画面。地図上の沖縄三越をタップすると、関連記事が出る

 「地図帳」アプリに登録した新聞記事は、学校で購読している本紙の記事を生徒らがスクラップしてきたもの。地図をタップすると、例えば旧沖縄三越前では同店閉店の記事(2014年)、スターバックス前では外資系コーヒーショップの出店が国際通りで相次ぐとの記事(02年)が表示される。

 またGIS沖縄研究室の渡邊康志さんの協力で、1910年や72年当時など数種類の写真と地図データも搭載。時代が進むにつれ、変化する市街地の様子も追えるようにした。

 生徒たちは約2時間の街歩き中「こんな所まで海だったの?」などと、タブレットと実際の街並みを見比べながら興味津々の様子。阪井綾夏さん(16)は「観光では見られない国際通りや公設市場の姿が分かり、楽しい」と目を輝かせていた。

 引率の伊藤智章教諭は「修学旅行でこうしたアプリを活用するのは、全国でも初の試みでは」と話した。