沖縄県内で初めて若年性認知症を公表した豊見城市のパート社員、大城勝史さん(42)の著書「認知症の私は『記憶より記録』」が完成した。20日、出版協力者への発送準備に取り組んだ大城さんは「何もできなくなるという認知症のイメージを変えたい」と願いを込めた。24日ごろから、県内の主要書店でも販売される。タイトルは2014年2月に始めた自身のブログ「記憶より記録」にちなむ。

完成した著書とオリジナルしおりを手にする大城勝史さん=20日、沖縄タイムス社

 最初に異変を感じたのは30代前半。うつ病の疑いや脳炎の診断を経て40歳でアルツハイマー型認知症と告げられるまでの苦悩、仕事復帰に至る周囲や会社のサポートのほか、講演活動を通した出会い、伝えるという使命を丹念につづる。かつて3カ月ほど職場復帰プログラムを受けた千葉県の障害者職業総合センターも訪れ、関係者から当時の自分を取材した。

 出版に必要な資金は、沖縄タイムス社のクラウドファンディングで調達。505の個人・団体から236万9500円が集まった。「私の夢を後押ししてくれた方々に、心から感謝したい」と語った。四六判261ページ、税込み1620円。7月2日には、那覇市のロワジールホテル那覇である「タイムス女性倶楽部」で講演する。問い合わせは、沖縄タイムス出版部、電話098(860)3591。

認知症の私は「記憶より記録」

最初に異変を感じたのは30代前半。うつ病の疑いや脳炎の診断を経て40歳でアルツハイマー型認知症と告げられるまでの苦悩、仕事復帰に至る周囲や会社のサポートのほか、講演活動を通した出会い、「伝える」という使命を丹念につづる。

■大城勝史 著
■四六判/261ページ
■価格 1,620円(税込)

認知症の私は「記憶より記録」
大城勝史
沖縄タイムス社
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