玄米に豊富に含まれる成分「ガンマオリザノール」に、糖尿病の改善・予防効果があることを30日までに、琉球大学大学院医学研究科の益崎裕章教授(第二内科)と日本学術振興会特別研究員・小塚智沙代さん(28)らの研究グループが明らかにした。米国内分泌学会誌「エンドクリノロジー」に近く掲載される。同誌電子版が報じた。高機能サプリメントや医薬の開発が進められており、5年以内をめどに実用化される見通しだ。

玄米に糖尿病の改善・予防効果があることを明らかにした琉球大学大学院医学研究科の益崎裕章教授(第二内科)と、小塚智沙代さん(左)=30日午後、西原町・琉大医学部

 研究グループは2012年1月、ガンマオリザノールに、人が本能的に持つ高脂肪食への欲求を抑える働きがあることを米国糖尿病学会誌に発表。玄米の効用で相次いで世界初の発見に結び付けた。

 食べ過ぎや脂肪・糖質に偏った食生活を続けるとインスリンをつくる膵臓(すいぞう)の細胞機能が低下し、やがて糖尿病となる。今回の論文は、ガンマオリザノールが、この細胞の減少を予防することと合わせ、回復する働きがあることも突き止めた。