先週から沖縄県で続いた大雨による赤土流出で、宜野座(ぎのざ)村漁協が養殖モズクの被害額を約1500万円と試算していることが21日、分かった。赤土が付いたモズクは枯れて切れており、白い網が赤黒く染まっている。

赤土に染まった網(右)と通常の網=21日、宜野座村・漢那漁港

 モズクは現在収穫期の終盤。被害は養殖場の位置や風向きによって違うが、成長を待って残しておいた所は特に大きな打撃を受けている。近年では大規模な被害だという。

 ある漁師(61)は「3日前に順調に育っているのを確認して、きょうは800キロ採る予定だったが、実際は100キロだけ」と肩を落とした。別の漁師(42)は「アマゾン川みたいに濁った水が海に流れてくる」と嘆いた。仲栄真盛昌組合長(67)は農地が原因だとみて、「毎回のように汚染が発生するのは漁民いじめではないか」と憤った。

 開会中の村議会6月定例会の一般質問でもモズク被害が取り上げられ、當眞淳村長は20日、「沈砂池や砂防ダムの機能強化を県と協議する」と答えた。新里文彦氏への答弁。