「パンッ」。乾いた音がやんばるの森に響いた。 第二護郷隊(第4遊撃隊)隊員で当時16歳の仲泊栄吉さん(88)=東村=が隊に戻ろうとした時のことだ。 恩納岳の茅葺(かやぶ)きの「野戦病院」近く。別部隊の軍医と上等兵がいた。10メートルほど離れた斜面に、毛布をかぶせられた人がもたれかかっていた。