2017年(平成29年) 11月25日

沖縄タイムス+プラス ニュース

夢は世界王者! いとこの中学生ボクサー、年上相手に腕磨く 比嘉大吾選手の母校・宮古工高で練習

 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者・比嘉大吾選手の母校の沖縄県立宮古工業高校で、北中学校2年の吉永陸人さん(13)、平良中2年の吉永涼介さん(13)の中学生ボクサーが腕を磨いている。2人はいとこ同士で、テレビやインターネット動画で見た世界王者に魅了され、昨年4月から練習を開始。比嘉選手を高校時代に育てた知念健次監督(54)の下、高校生に交じり切(せっ)磋(さ)琢磨(たくま)する。2人とも宮古工業高校に進学し、将来は世界王者になる夢を描いている。(宮古支局・仲田佳史)

世界王者を目指して、宮古工業高校で腕を磨く中学生ボクサーの吉永陸人さん(左)、涼介さん=同校

 陸人さんは強打と巧みなフットワークで相手を圧倒するスーパーフライ級王者の井上尚弥選手に憧れた。「迫力がハンパない。自分もやってみたい」と決意。知念監督から指導を受けたいと父親に頼み込んだ。

 比嘉選手と同じフライ級で世界王者になることを目指して、練習が休みの日には自宅の一角に作ったジムで汗を流す。「少しでも憧れの選手に近づきたい。練習はきつくても自分のためになると思えば毎日が楽しい」と充実した表情をみせる。

 涼介さんは元世界ヘビー級王者のマイク・タイソンさんがKOする試合をネット動画で見て、「日本人初のヘビー級王者になりたい」と始めた。今はまだ細身だが、身長を伸ばして練習で筋肉を付け、「徐々に階級を上げていきたい」と目標を語る。

 世界王者になって11日に凱旋(がいせん)した比嘉選手の交流イベントで質疑応答する役に抜てきされ、「小さいけれど迫力とオーラがあった」と振り返る。技術を磨いて「一撃KOができる強打の選手になりたい」と気合を入れた。

 練習ではシャドーボクシングやサンドバッグ打ち、相手を想定して力を入れずに打ち合うマス・ボクシングなど、高校生と同じメニューをこなす。知念監督は「大吾は高校から始めたが、2人は中学生から。筋が良いのでこの先が楽しみ」と期待する。

 2人とも県内で同じ階級の試合相手がいないため、先輩らとスパーリングをして腕を磨く。24日には、県代表として九州での試合に出場する。同世代との初試合に挑む陸人さんは「まずは1勝を挙げたい」、涼介さんは「相手を圧倒して派手に勝ちたい」と意気込んだ。

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