沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」(具志堅隆松代表)は23日、糸満市の平和祈念公園と魂魄の塔で、DNA鑑定の集団申請を呼び掛けるちらし約千枚を遺族らに配った。データの蓄積で遺骨の身元判明が進むといい、この日は10人以上が申請書を提出したという。

DNA鑑定集団申請の参加を遺族らに呼び掛ける「ガマフヤー」のメンバー(右)=23日午前9時25分ごろ、糸満市米須・魂魄の塔

 魂魄の塔ではメンバーが遺族らに声かけし、質問にも答えた。神戸市から活動に参加する古川雅基さん(54)は「戦没者遺骨収集推進法が昨年成立した。遺骨を遺族へ返すには、多くのデータを集めて照合した方がいい」と訴える。

 那覇市の教員、酒井織恵さん(46)は「遺骨を確認することで遺族の気持ちも落ち着く。見つからなかったとしてもDNA鑑定をしていると子や孫に伝えることで、故人の生きた証しにもなる」と話した。