太陽光発電など再生可能エネルギーを安定供給する新技術オープンエネルギーシステム(OES)をテーマにした国際シンポジウムが2日、沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開幕した。

 シンポではOIST教授でソニーCSL社長の北野宏明氏らが進めるOESの実用化に向けた取り組みを紹介。

 OESは複数の家庭を直流のマイクログリッド(送電線)でつなぎ、蓄電池に電力を蓄え、共有し合うことで効率的な発電と電力消費を可能にする仕組み。2012年度から県の補助を受けて実証実験を開始。14年度は太陽光発電パネルの設置をOIST内の教員住宅の19軒に拡大し、コミュニティー単位で電力を賄う段階に入っている。

 北野氏は「蓄電池は数年内に、大幅なコスト低減や技術向上が図られるだろう。沖縄は東南アジアの気候や環境に近く、OISTでの成果が応用できる。離島などのコミュニティーレベルから国レベルに拡大できれば、持続可能なエネルギー源として活用できる」などと述べた。

 主催はOIST、共催はソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)。3日まで4セッション、パネルディスカッションがある。