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  • 海保が拘束したカヌーの市民を沖合に連行し解放
  • 沖合の波の高さは1~1・5mで安全面に疑問も
  • 「海上の安全と法令敢行の観点から適切に警備」と11管

 【名護】米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する市民の海上行動で2日、カヌーに乗って抗議する8人が一時海上保安庁の職員に拘束され、民間地の岸から約4キロ離れた沖合のリーフ外まで連れて行かれた上で解放された。これまでは拘束された場所か岸の近くで放されており、沖合では異例。けが人が続出していることに加え、海保が拘束の理由としていた「安全面」が疑問視される解放の仕方に市民からは反発が強まっている。

海上で抗議する赤色のカヌーに飛び乗り転覆させる海上保安庁の職員(中央)=2日午後2時56分、名護市・大浦湾(伊藤桃子撮影)

 午後3時ごろ、市民が乗るカヌー8隻が大浦湾に設置されているオイルフェンスを飛び越えようとすると、海保職員が飛び乗りカヌーを転覆させ、8人を拘束。海保のゴムボート8隻に乗せられた市民は約1時間後にリーフの外で放された。その後、リーフ外での解放を知った市民が船で岸まで運んだ。

 解放された午後4時半ごろのリーフ外の波は高さ1~1・5メートルだったという。

 第11管区海上保安本部は沖合での解放に対して「海上の安全と法令敢行の観点から、適切に警備を行っている」とコメントした。

 一方、防衛局によるコンクリートブロックの投入作業は2日も続き、少なくとも5個以上の数トン級ブロックが海に沈められた。