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  • 中国人観光客の「数次査証(ビザ)」が現在の基準を下回る収入でも取得可能に
  • ビザ取得者の家族だけでの渡航もOK
  • 今後、沖縄を訪れる中国人観光客はさらに拡大する見込み

 日本を訪れる中国人の個人観光客らを対象にした「数次査証(ビザ)」の発給要件が緩和され、過去3年以内に1度でも日本を訪れたことがあればこれまでの基準より収入が少ない場合でも数次ビザを取得できるようになった。収入基準を現行の4割程度の水準に引き下げたほか、取得者の家族だけでの渡航も可能になった。初めての取得でも所得要件が緩和されており、県はクルーズ客船限定の訪日ビザ免除と合わせて今後、沖縄を訪れる中国方面からの観光客がさらに拡大するとみている。(座安あきの)

中国人観光客数の推移

 要件緩和は1月19日から運用が始まっている。現行の数次ビザは初回の旅行で沖縄、岩手、宮城、福島各県のいずれかを訪れることを条件に有効期間内であれば何度でも入国できる制度。

 外務省は具体的な所得基準を明らかにしていないが、観光関係者によると、新たな緩和策は(1)基本の要件を現状より2割程度引き下げる(2)過去3年以内に日本で短期滞在の渡航歴がある者とその家族にも対象を広げ、その所得基準を現行より6割引き下げる(3)「相当の高額所得者とその家族」を対象に、沖縄・東北3県の初回旅行の要件を免除し、その有効期限を3年から5年に延長する-など。

 ビザの緩和では先月から、海外からのクルーズ客船でも一定要件を満たせばビザ取得の免除が可能となり、ビザが必要な中国人客を中心に誘客増の期待が高まっている。