【東京】菅義偉官房長官は3日の参院予算委員会で、名護市辺野古の新基地建設工事に抗議する市民への海上保安庁などの警備について、「丁寧に警備している。けが人が出ているとの報告は受けていない」と述べ、警備は適切との認識を示した。辺野古では3日も抗議する市民がけがをして救急搬送されるなど行き過ぎともみられる警備が続いており、適正と主張する政府の認識に、県内から強い反発が上がりそうだ。

 菅氏は「安全を確保して粛々と進めているが、看過できない行為には海保、警察庁が法令に基づいて適切な対応を取るケースがあると聞いている」とも述べ、警備の正当性を主張した。いずれも福島瑞穂氏(社民)の質問に答えた。

 福島氏が知事選などで示された辺野古反対の民意に耳を傾けない姿勢をただしたのに対し、安倍晋三首相は「普天間移設は日本の要請で(1996年に当時の)橋本龍太郎総理とモンデール駐日大使の間で決まった」「移設をやめれば普天間がそのまま続く」などと述べた。