【石垣】内閣府によるバスの自動運転実証実験が25日、石垣市内で始まった。3月の南城市に続いて2回目で、石垣港離島ターミナルと新石垣空港を結ぶ約16キロを来月8日まで1日4往復する。26日からは全国初となる一般モニター試乗を行い、アンケートで実用化に向けた課題も検証する。

実証実験で、運転手がハンドルから手を離しても自動で走行するバス=25日、石垣市美崎町・石垣港離島ターミナル

 実験は比較的交通量の多い公道を使用。縁石と約10センチの距離で横付けし停止する機能のほか、人工知能(AI)による画像認識で障害物の自動回避、交差点で信号情報を読み取る速度制御実験なども初めて行う。運転手はブレーキ操作を担い、危険があるときは運転する。

 出発式で、鶴保庸介沖縄担当相は「沖縄が地方創生の推進モデルとなるよう取り組みを進めたい」と抱負。試乗後は「信号の替わり時を事前に予測して自動で止まるシステムが印象的だった。非常に実用化の予感を感じた」と期待した。

 試乗した、同市のバス乗務員歴約10年の武富佳史さん(37)は「思ったよりハンドル操作は良かった。ブレーキなど人の判断にどこまで近づけるか課題はあるが、技術の進歩はすごい」と話した。

 定員は12人。一般モニターには24日現在で約110人の申し込みがあった。