名護市の大浦湾で2日、新基地建設に反対する市民のカヌーに海上保安官が飛び移り転覆させるなどした行為について、第11管区海上保安本部は3日、「現場ではその時一番適切な対応だった」とコメントし、今後も従来の対応を変える考えはないとした。また、2、3の両日、海上で拘束した市民をリーフ外で解放し放置したことについては「市民らがいつもカヌーをこいでいる場所」とし問題はないとの認識を示した。

 大浦湾では2日午後3時ごろ、新基地建設に反対するカヌーに乗った市民らが同湾に設置されているオイルフェンスを越えようとした際、海上保安官がカヌーに飛び移り、転覆させた。海保はその後、拘束した市民8人をゴムボートで岸から約4キロ離れたリーフの外まで連れて行き解放。海保が拘束の理由とする「安全面」が疑問視される解放の仕方に、市民からは反発が強まっている。

 一方、第11管区は辺野古沖で市民を排除・拘束する法的根拠として、臨時制限区域内であれば刑事特別法を、区域外でもオイルフェンスを越える行為が明らかな場合は、海上保安庁法第18条1項の停船措置を適用するとしている。