【中部】米軍岩国基地(山口県)に配備された最新鋭ステルス戦闘機F35B2機が26日、嘉手納基地に初めて飛来した。同基地には5月からF16戦闘機とU2偵察機が暫定配備され騒音が激化。さらなる騒音増大への懸念から周辺自治体の首長と県は一斉に反発している。

初飛来した最新鋭ステルス戦闘機F35B=26日、米軍嘉手納基地

 2機は同日午後2時18分に飛来。駐機場で給油した後、午後4時47分に離陸した。嘉手納町屋良では、「電車通過時の線路脇」のうるささに相当する100・2デシベルの騒音を観測。町水釜の男性から「うるさくてテレビの音が聞こえない」と、町に苦情があった。

 在沖米軍トップのローレンス・ニコルソン中将は、初飛来が予定されていた19日には、富川盛武副知事へ事前に伝えたが、この日は県にも周辺自治体にも事前通知はなかった。

 米軍は嘉手納基地でのパラシュート訓練強行や旧海軍駐機場の使用など、日米合意を無視する運用を続けている。當山宏嘉手納町長は「騒音の増大は許されない。日米合意をほごにし騒音軽減に逆行する米軍に抗議したい」と憤った。

 F35Bは海兵隊のFA18戦闘攻撃機、AV8Bハリアー攻撃機の後継として1月に10機配備された。8月には在沖海兵隊の第31海兵遠征部隊のAV8Bの代替として、6機が岩国基地に追加配備される。