【宮古島】宮古地区さとうきび糖業振興会は4日、宮古島市の福山地区を皮切りに、島内でサトウキビの芯枯れや品質低下を引き起こす害虫イネヨトウの被害を防ぐ「フェロモンチューブ」の設置作業を始めた。島の約6千ヘクタールが対象で、事業費約4億1千万円。

デモンストレーションで畑にフェロモンチューブを設置する関係者=4日、宮古島市の福山地区

 県内では数年ほど前から伊是名や久米島などでイネヨトウの異常発生や被害が確認されている。防除対策で採用されたのは「交信撹乱(かくらん)法」。ロープ状の細いチューブに入っているフェロモン剤を畑に充満させ、交尾を阻害することで害虫の生息密度を低下させることができるという。

 同日、福山農村研修集会所で開始式があり、農家や関係者約100人が参加。サトウキビの一大産地である宮古島でイネヨトウの発生を抑え、増産につなげようと、「ガンバロー三唱」で気勢を上げた。