沖縄県今帰仁(なきじん)村今泊区のマンゴー農家、比嘉峯夫さん(65)が栽培する樹齢約30年のマンゴーの木1本が800個以上の実を付け、関係者を驚かせている。比嘉さんは「これまでで一番の豊作になった。もっと収穫量を増やし、ギネス記録に挑戦してみたい」と話している。

鈴なりのマンゴーを栽培した比嘉峯夫さん=6月22日、今帰仁村今泊「オーチャード比嘉」   

1本の木からマンゴー約800個が実った比嘉さんのビニールハウス=今帰仁村今泊

鈴なりのマンゴーを栽培した比嘉峯夫さん=6月22日、今帰仁村今泊「オーチャード比嘉」
   1本の木からマンゴー約800個が実った比嘉さんのビニールハウス=今帰仁村今泊

 比嘉さんはマンゴーを育てて21年目。ビニールハウス3棟に56本のマンゴーの木を栽培。減農薬・減化学肥料に取り組み、県のコンテストなどでも数々の受賞実績がある。

 豊作となった1本は他の農家が約5年収穫した木を譲り受け、1996年に移植。枝をくいで支えながら横に伸ばし、直径約10メートルに広がった。昨年は400個の実をつけたが、今年は天候にも恵まれ、約2倍にな増加。1個平均400グラム程度で、約320キロの出荷を見込む。

 県北部農林水産振興センター農業改良普及課の長浜隆市主任技師によると、北部地区でマンゴーの木1本当たりの平均収穫量は約100個。「これだけ大量の実を付けるのはめったにない。樹齢を重ねると管理も難しい。比嘉さんの技術と探究心の成果」と話す。

 7月1日午前10時から、村天底の「橋の駅リカリカワルミ」で、マンゴー出荷式がある。比嘉さんのマンゴーも試食で振る舞われる予定。(赤嶺幸代通信員)