那覇市久茂地のタイムスギャラリーで開催中の沖縄タイムス創刊70周年プレ企画、砂川友弘氏「時事漫評」原画展は1日、最終日を迎える。同ギャラリーで30日、作者の砂川さんを囲む感謝の夕べがあり、駆け付けた友人やメディア関係者らが25年8カ月の執筆活動をたたえ、風刺とユーモアあふれる「砂川ワールド」のさらなる展開を期待した。

タイムスギャラリーで7月1日まで開かれている砂川友弘「時事漫評」原画展

感謝の夕べで関係者と笑顔で懇談する砂川友弘さん(中央)=30日午後、那覇市久茂地・タイムスギャラリー

タイムスギャラリーで7月1日まで開かれている砂川友弘「時事漫評」原画展 感謝の夕べで関係者と笑顔で懇談する砂川友弘さん(中央)=30日午後、那覇市久茂地・タイムスギャラリー

 時事漫評にたびたび登場した稲嶺恵一元知事(83)も姿を見せ、時事漫画での風刺の必要性を強く求めた。「苦笑いは多かったが、腹が立ったことはない。権力に対し軽いタッチで苦笑いを誘うようないい漫画を書いていた。ありがとう」と笑いを誘った。

 参加者の激励や賛辞に「多くの支えがないとここまで続けることはできなかった」と砂川さん。冗談を言ったり、おどけたりしながら「私の方が感謝です」と笑顔で語った。

 この日は沖縄タイムスの4こま漫画「おばぁタイムス」作者の大城さとしさん(35)とも初対面。「さとし、待っているよ」との後継指名に、まだその域ではないと遠慮する大城さん。「25年も漫画を書き続けていてすごい。画力もあり、漫画家として尊敬している」と握手を交わした。

 同日午後には、沖縄タイムス社の豊平良孝社長から砂川さんへ感謝状が贈られた。豊平社長は「限られた空間に鋭く風刺の効いた漫画を描き込むのはまさに天才肌。多くの読者の関心を呼び、沖縄タイムスの紙価を高めてくれた」と述べた。

 原画展は入場無料。最終日は午前10時~午後5時。