東日本大震災を受け沖縄に避難している被災者の心をほぐそうと、福島からの避難者を中心に生活支援などをしている沖縄じゃんがら会とNPO東北人集まっぺは8日、那覇市おもろまちの新都心公園で恒例の「芋煮会&餅つき大会」を開いた。

東北名物の芋煮を食べ交流する家族ら=8日、那覇市・新都心公園

 故郷を遠く離れ生活習慣も違う沖縄で「東北の人たちが小さい頃から慣れ親しんでいる芋煮を食べふるさとの言葉を話し、五感で東北を感じたい」(じゃんがら会の今江加奈子副会長)と開いている。今年は曇り空で寒風吹く中での開催となったが、大勢の避難者やその支援者らが福島風、山形風の芋煮と地酒、つきたてのきなこ餅などを手に、近況や遠く離れた故郷の思い出話に花を咲かせた。

 震災1年後に福島県相馬市から八重瀬町に避難して以降、毎年参加している主婦の藤巻絵美子さん(35)は笑顔で「正月恒例だった餅つきを子どもたちが沖縄でもできるのはうれしい」。

 ただ先日帰沖した夫の話では地元の復興は遅々として進んでいなかったといい「子どもたちが沖縄で成長する中、福島には戻れるのだろうか」と、見通せない将来にもどかしい思いも見せていた。