【平安名純代・米国特約記者】米国防総省高官らが訪沖し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画の進捗(しんちょく)状況を確認していたことが8日までに分かった。近く国防予算の審議を始める米議会に報告する見通し。

 6日に名護市のキャンプ・シュワブを訪れたのは、エステベス国防次官代理とバトー国防次官補らで、両氏は在沖米海兵隊幹部らから今後の計画の具体的な進行スケジュールに関する説明を受けたほか、上空から大浦湾の海上やキャンプ・シュワブゲート前の抗議活動なども視察した。

 視察の目的について、国防総省筋は本紙に対し、「辺野古へ移設後の訓練形態の変化などについて理解を深めること」と述べ、新基地完成後を見据えたものだと説明した。

 国務省筋によると、新基地建設に反対する抗議者らの中から負傷者が続出しているとの報道などに懸念の声はあるものの、計画自体は進行していくとの前提に基づき、諸作業が進められているという。米議会は近く2016会計年度(15年10月~16年9月)国防予算案の審議を始める。