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  • 那覇―石垣線の当日~2日前運賃が4月以降値上げへ
  • 当日~2日前は現在9900円、ソラシドは2万1千円
  • 既存2社は新規参入を下回る価格設定ができない

 【石垣】スカイマークが那覇-石垣線から撤退する4月以降、同路線の当日~2日前の最低運賃が現在の9900円から2万1千~2万6千円と2倍以上となる可能性が高いことが9日、分かった。

ソラシドエア機=2013年10月、那覇空港

 同路線は3月末にスカイネットアジア航空(SNA、ソラシドエア)が新規参入するが、同社は9日現在、3日前までの価格を1万円に設定。当日~2日前の普通運賃は2万1千円で、国土交通省の通達で既存2社は新規参入社以下の価格設定ができないため、価格が上がる見込み。

 さらに、離島住民を対象とした一括交付金の交通コスト負担軽減事業がソラシドエアの参入で引き続き適用されない見通しで、離島住民から反発の声が上がっている。

 県は同事業の適用条件として(1)当日運賃が県の設定水準より高い(2)企業間競争がない-と設定。那覇-石垣間の水準設定は9400円程度で4月以降の当日最低運賃は大きく上回る。

 県交通政策課は「価格だけ見れば適用対象だが既存2社以外の参入がある。行政が民間の価格競争に入り込むのは難しい」との認識を示した。

 石垣市議会は9日の臨時会で負担軽減適用を求める意見書を全会一致で可決。議員からは全日空の資本が入ったSNAの参入に「競争状態にあるとは言えない」などの指摘が相次いだ。