今年初の台風襲来に備えて、沖縄県の宮古・八重山地域では漁師らが台風対策をした。石垣市の漁港では、突然の台風発生で急きょ漁を切り上げて戻り、船を陸揚げする漁師らの姿があった。だが、中心気圧が1千ヘクトパスカル前後と勢力が弱いため、対策を取る人は少なかった。

突然の台風接近で漁を切り上げ、漁船を陸揚げする漁師ら=2日、石垣市・登野城漁港

 登野城漁港で仲間と船を陸揚げした漁師歴40年の比嘉康雅さん(60)は「今回は弱そうだし、明日の午後には漁に出られるはず。そんなに心配はしてないが、念のために戻らんと。本格的な台風シーズンはこれからが本番さ」と苦笑いした。

 台風は海の水をかき混ぜ、水温の低下や濁りをなくす効果があるため歓迎する声も。宮古島市の漁師、新崎明秀さん(62)は「小さな台風であれば問題ない。雨が降って農家にとってもいいだろう」と話した。