9秒でまるわかり!

  • 相次ぐ市民の負傷にメールで主張
  • 「けがをしたように見せる姿は茶番」と嘲笑
  • 偏った報道と地元2紙批判も

 名護市辺野古への新基地建設に抗議する市民のけがが相次いでいることに関連し、在沖米海兵隊の現職大尉(37)が「サッカーじゃあるまいし。けがをしたように見せる姿は実際に見ると茶番だ」と、嘲笑する電子メールを送っていたことが分かった。

県警とのもみ合いで頭を打ち、病院に搬送される80歳の女性=1月15日、名護市辺野古

 メールは、在沖米海兵隊報道部次長のケイリブ・イームス大尉が1月22日、英国人ジャーナリストのジョン・ミッチェルさん(40)に抗議するため送った。ミッチェルさんが今月10日付の英字紙「ジャパン・タイムズ」に記事を執筆し、明らかにした。

 「茶番」の他にも、「動く車につかまり自ら引きずられておいて、すり傷を負ったと主張する」などと抗議の市民を攻撃。地元メディアについても「地元2紙は私に面と向かって、偏った報道をし続けると宣言した」と主張した。

 ミッチェルさんは1月、英字紙に書いた記事で辺野古のけが人に触れた。大尉は「茶番」などと書いた抗議のメールを軍用アドレスから送信し、報道部の同僚にも同報していた。ミッチェルさんがあらためて真意をただしたのに対し、大尉はメールで「辺野古ではなく、普天間で個人的に観察したこと」「引用できる話でも、海兵隊の公式見解でもない」と釈明した。10日夜の時点で、本紙の取材申し入れには回答していない。