沖縄海邦銀行(上地英由頭取)が10日発表した2015年3月期第3四半期決算(単体)は、貸出金残高が伸び、収入の柱の貸出金利息収入が5期ぶりに増加したほか、要管理債権の減額で貸倒引当金戻入益も増え、経常利益は前期比10・4%増の23億4100万円となった。国債などの債券の売却を抑えたため、有価証券売却益が落ち込み、売上高に当たる経常収益は97億7500万円となり、伸び率は0・5%増にとどまった。

 本業のもうけを示すコア業務純益は18・1%増の18億800万円。貸倒引当金戻入益が2・3倍に伸びたほか、不良債権処理額も減少、与信コストの低下につながり、四半期純利益は18・5%増の17億100万円だった。

 開示債権残高は大口貸出先からの回収もあり、11・4%減の89億9600万円。開示債権比率は0・48ポイント低下の2・24%となった。

 預金残高(平均)は個人、法人、地方公共団体のすべてで増え、1・9%増の5910億円だった。

 貸出金残高(平均)は7・1%増の3849億円。県内景気の回復で個人、法人とも需要が高まっている。