沖縄県は10日、名護市辺野古の新基地建設で沖縄防衛局が設置した20トンブロックなどがサンゴを傷つけ、壊している問題で、県が許可した区域以外の岩礁破砕に当たる可能性が高いと問題視、防衛局に対し海上作業の一時停止を指示する対応も視野に検討に入った。最終判断には、現場調査などで一定の時間がかかるため、県が判断するまでの間、一時的に作業の停止を求める考えだ。(篠原知恵)

ブロック設置などで岩礁破砕が疑われる場所

 県は昨年夏、防衛局に約172ヘクタールの岩礁破砕を許可する際、「公益上等の事由で(知事が)指示する場合は指示に従うこと」と条件を付けた。許可区域外の岩礁破砕に当たる可能性があるため、条件に基づいて作業の一時停止を指示できるとみている。

 翁長雄志知事が1月末に作業中断を求めた際は「配慮を求める」などの表現にとどめており、作業の一時停止を指示すれば、より踏み込んだ対応になる。

 防衛局は辺野古沿岸部の計75カ所に10~45トン級のコンクリートブロックなどの大型アンカーを設置する方針を示しているが、設置場所などは明らかにしていない。県は防衛局に、県が許可した区域外で岩礁破砕を伴う作業をしているかどうか現在照会中で、回答期限の12日を待って対応を決める方針だ。