本派本願寺ハワイ教団が主催する2017年の「リビング・トレジャー・オブ・ハワイ」にこのほど、池坊華道(池坊専永家元)教授で池坊ホノルル支部元支部長の木田信子さん(81)=旧姓・古我知、旧羽地村我部祖河出身=が選ばれた。ハワイ版「人間国宝」とされる賞。長年にわたる生け花の指導による地域社会への文化教育面での貢献、後進の育成が評価された。

ハワイ版「人間国宝」とされる「リビング・トレジャー・オブ・ハワイ」の賞状を受け取る木田信子さん(左)=ハワイ州オアフ島ホノルル市内のホテル

 2月にホノルル市内のホテルで表彰式があり、木田さんを含む5人に賞状が贈られた。ハワイ州のイゲ知事ら約500人が訪れ、盛大に祝福した。

 木田さんは15歳で生け花を始め、浦添や那覇で暮らした後、夫で日系三世の故木田春雄さんと1978年にハワイに移住。その後も指導を続け、沖縄とハワイを通じて教授歴は約50年になる。

 ハワイでは日本国総領事館やハワイ沖縄センター、病院、慈光園本願寺、自宅などで生け花展や教室を開催してきた。オアフ島だけでなく、ハワイ島へも足を運び指導に尽力した。また、オアフ島でラジオのパーソナリティーを25年間務めており、沖縄の情報を新聞記事などからしまくとぅばを使って紹介する活動も続けている。

 木田さんは「未熟な私を選んでくれた本派本願寺の皆さまに厚く御礼申し上げます。名誉ある賞をいただき感謝している」と喜びのメッセージを寄せた。

 授賞は後進の育成も評価されており、「受賞を機に日々精進して、この賞に恥じないよう後進の育成、とくに若い人、また地域のために尽くしたい」と意欲を示した。